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女子大生を15年間続けた35歳レースクイーンが、絶対に卒業したかった理由。「お金持ちと結婚して専業主婦」になるはずが

気づいた“現実”、社会で生きていくために資格は大事

――そこまでして卒業したかった理由は? さくらこ:いい歳(35歳)なので、我に返って気づきました。今の時代、専業主婦が難しいこと、それどころか私には結婚自体が難しいことに。そして、私の年齢で結婚できる確率より、国家試験の合格率の方がはるかに高いことを知りました。  一方で15年間続けているグラビアやレースクイーンは、ランキング圏外なので今後食べていける見込みがありません。  そういった背景もあり、資格は才能がなくても頭が悪くても、勉強さえ続けていたら必ず取れるので途中で諦める選択肢はいつの間にか無くなっていました。この15年を通して、人の痛みがわかる人間になれたことは私にとっての財産です。これからも今まで通り好きなことをやりつつ、親や結婚を頼らずに自分の力で安心して、最低限度の生活はしていけるといいなと思います。お仕事ください。

どこから突っ込んでいいかわからない“超”ド天然の大物

 さくらこは終始、大真面目に語っていた。「もう大学には入らないの?」と聞くと、「……それもアリかもしれないです」と、真剣な表情でうなずいていた。薬剤師を芸能のセカンドキャリアに見据えるなど、意外と堅実な一面を見せつつも、やはり“超”ド級の天然。  インタビューを終えたさくらこが、筆者(麻衣阿)の経営する芸能事務所に入りたいと言い出した。彼女はとにかく本気らしい。はたして、彼女の将来はどうなってしまうのだろうか……。 【さくらこ】 1987年8月11日生まれ。女子大生歴15年、通称「永遠の女子大生」。薬学生10年目にして薬剤師の国家資格を取得。特技は、都道府県パズルを口だけで当てること。フジテレビ『ぽかぽか』にて「ちっとも役に立たないふわふわ特技さん」3週連続チャンピオン、『アウト×デラックス』『月曜から夜ふかし』『チョコブラ』ほか出演。 Twitter:@sacura_co、Instagram:@sacuraco2016 <取材・文/麻衣阿>
2社10事業を経営する現役モデル。大河ドラマやオペラ出演など、表舞台で活躍しつつ、イベントや舞台を100企画主催、グラビア作品を100本プロデュースする。辰巳出版『実話ローレンス』、講談社『with online』など、男性向けから女性向けまで幅広く記事を執筆する。Twitter:@MaiaUmetani、Instagram:@maiaumetani
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