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“慶応卒コンビ”がUber配達員を経てYouTuberになったワケ「20代は挫折を繰り返した」

人気動画の元ネタは自身の体験から

——“~の末路”という東京ウーバーズを象徴するフレーズはいつ生まれたのですか? つじ:はっきりとは覚えていないのですが、下積み時代はまさに僕たち自身が末路って感じだったよね? たつみ:そこからかもしれませんね。特に僕は大学時代からずっと漠然と「何者かになりたい」という思いがあり、『東京ウーバーズ』がうまくいくまで人生迷走していました。 1年生のときに5つサークルをかけもちして半年で辞めたり、人脈作りのためのバイト先でマルチの集会に誘われたり、公認会計士の資格を取ろうとして挫折したり……。 でもそれが活路になりました。過去の失敗を動画にすることで、共感してもらえて、反響が大きくなっていって。特に初期の動画は僕たちの失敗経験を元につくっています。

10年の下積みでスタイルを確立

——例えばどのような動画がありますか? たつみ:YouTubeで100万回再生された『意識高い系大学生の人生がヤバすぎる……』などは、完全に僕の実体験ですね。陽キャになり切れない意識高い系大学生が、起業サークルに入ったりボランティアしたりするのですが、社会で空回りしていくという。 つじ:ありがたいことに動画自体は比較的早く軌道に乗りました。でも、僕たちが20代のころに挫折を繰り返してこなければ、“末路系”のスタイルは確立できなかったと思います。そういう意味では『東京ウーバーズ』は下積み10年といえるかもしれません。 ——最後に今後の目標や応援してくれているファンへのメッセージがあればよろしくお願いします。 たつみ:最初は2人で挑戦してヤバい現状を脱出するために『東京ウーバーズ』を始めました。だから今度は、色々な人の夢を叶えるきっかけになるグループにしていきたいと思っています。 つじ:まだまだ全然限界が見えないので、『東京ウーバーズ』として行けるところまで頑張りたいですね! <取材・文/日比生梨香子>
フリーライター。サブカルチャーとグルメ、自由業のキャリアに関心があります
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