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ポケモンカード「悪徳専門店の実態」をカード店員が暴露。ネット販売の“オリパの闇”とは

買い占めや転売は継続中

 一時期、公式が生産増強を行い、転売は落ち着いたように見えたのですが、新しいシリーズから人気キャラクターの新たなレアリティーカードを設置するなどもあり、再び転売騒動がおこっています。  むしろ、今ではカードゲームだけでなく、公式販売ショップであるポケモンセンターで発売されるオリジナルグッズまでも転売商材になっており、レアグッズが販売開始される日にはショップに長蛇の列ができるほどです。
ポケモン

メルカリで転売されている「ぬいぐるみMyPIKACHU」は、公式からお知らせが出るほど転売需要があった。

 SNSでは子供を押しのけて奪い合いをする転売屋の姿を盗撮した写真がアップされたりすることもあります。

ポケモンカードはなぜこんなにも流行ったのか

 ポケモンカードはルールも優しく、子供がプレイするカードゲームとして知られていましたが、発売当初はあまり人気はありませんでした。  しかし、某大物YouTube配信者がポケモンカードにまつわる配信を始めてから、「その人がプレイするなら……」とファンも買い集め、爆発的にプレイ人口が増えたと言われています。  実際に、過去の公式大会などは事前抽選もなく気軽に参加ができるほどだったのが、今では事前抽選必須になるほど参加希望プレイヤーが増えました。当然プレイヤーが増えるということはカードの需要も増え、対戦で使う強カードやコレクション目的のカードなども値上がりしたわけです。
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「ポケモンカードは儲かる」と言われるようになったきっかけ
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テクニカルライター。三才ブックスのマニア誌『ラジオライフ』にてガジェットや分解記事を執筆。買ったら使用前に分解するのがライフワーク

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