仕事

47歳主婦「山の上のパン屋」で年商3億円になった3つの理由。法人化した1年で売上倍増

ひたすら自分の違和感を明確にしていった

山の上のパン屋

パンと日用品の店「わざわざ」(著者写真提供)

 どちらかというと、広報が先行し、需要に対して供給が追いつかない状況が続いていたので、倉庫取得のインパクトは大きく事業を飛躍させました。在庫量がそれまでの3倍ほどになり、結果、常に十分な在庫を補完できる状態になってロスが減り、売上高が1年で1億円ほど急激に伸びたのでした。  できることを掛け合わせてやってみよう。パンと日用品の店は、そんなシンプルなスタンスから始まりましたが、それが数億円規模のビジネスになるとは思ってもいませんでした。ですが、やるべきことをやったらこうなったというだけで、特にその数字に対して感慨深さはありません。  それでも売上が伸びたのは、ひたすら自分の違和感を明確にしていって、「じゃあどうすればいいのか」を考え、1つずつ実行して運営していったから。それが、「わざわざ」が成長できた理由なのだと思います。 <TEXT/平田はる香(株式会社わざわざ代表)>
1976年生まれ。2009年長野県東御市の山の上に趣味であった日用品の収集とパンの製造を掛け合わせた店「わざわざ」を一人で開業する。段々とスタッフが増え2017年に株式会社わざわざ設立した。2019年東御市内に2店舗目となる喫茶/ギャラリー/本屋「問tou」を出店。2020年度で従業員20数名で年商3億3千万円を達成。2023年度に3,4店舗目となるコンビニ型店舗「わざマート」、体験型施設「よき生活研究所」を同市内に出店予定
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山の上のパン屋に人が集まるわけ

健やかに、年商3億円

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