1軒目を出たタイミングで手をつないだ清原さん。「手をつなぐことは正直怖かったです。でも回答集に書いてあった通り、断られたら平然と『あ、そう』を返すことを決めていたので」と話す。 「1軒目が盛り上がったからか、2軒目の打診もすんなり通った」と吉田さん。なぜ、そもそも手をつなぐことを勧めたのか。 「手をつなぐことを、ハンドテストと呼んでいます。ハンドテストは、非常に分かりやすいマイルストーン（＝標識）なのです。嫌がられた場合は、信頼性の構築が足りない。自分の趣味などを話して、自己開示をしつつ、相手に自分のことを分かってもらうことが優先事項になります。手をつないで断られなければ、何も問題はなく、すぐ口説きにいったほうがいいです。ただ、『好き、好き』というだけではなく、相手の内面をほめることに徹したほうがいいでしょう」 　手をつないだときの心境を清原さんはこう語る。 「クソテストの2番目のように、彼女から『チャラいでしょ』と言われました。いままでの私ならば『そんなことないよ！ チャラくない！』と全面否定していました。でも返した言葉は、回答集にある『そんなことないよ』です」 　吉田さんは「この時点で、他の女の子にもモテてるんじゃないかと女の子は感じ取っています。女の子は、他の女の子にも選ばれている“レベルの高い（需要がある）男”に、自分だけを選んでほしいと思っていますから。他の女の子の存在を否定はせず、でも肯定もしないことで後のステップに繋げることが求められます」 　清原さんは「6番目の『いつもこんなことしてるの？』も聞かれましたが、回答集の通り『こんなの初めてだし、君が素敵だったから後悔したくなくて』と回答しました。この口説きが一番よかったのではと思います」と話す。