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『ドラゴン桜』東大生も納得した「『なぜ』を連発できる子ほど成績が高い理由」

子供からの「なぜ」が発生するメカニズム

 右を向いても左を向いても不良ばかりの、まさにどん底のような高校である龍山高校。そこに通う二人の学生、水野と矢島は、自分をバカだと認識していながらも、東大受験を目指すことになります。  その水野と矢島が作った作文を先生たちが批評しているシーンでは、レベルの低さにあきれ返る一同。先生の一人が思考力の醸成には、幼少期からの環境も大きくかかわるので仕方がないことだ、とフォローします。  どのような環境がかかわるのか。東大受験の立役者である桜木は、「父親・母親とのコミュニケーション」にこそあると断じます。

「○○しなさい」が考える力を奪う

 子どもの疑問は鋭いのではなく、何もわかっていないからこそ変わった視点の質問が浮かんでくるだけ。だからこそ、大人から見ると鋭い質問のように見えてしまう。子どもの思考力は、まだまだ発展途上なのです。  そこをどのように手助けしてあげるかで、子供の思考力は大きく変わるのだそうです。その肝こそが、親子間のコミュニケーションにあり、会話を促進する「なぜ」というキーフレーズにあるのだといいます。  親はついつい「○○しなさい」「○○してはいけません」などと声掛けをしてしまいがちです。しかし、本当にそれでいいのでしょうか。実は、このようなタイプの声掛けは、子供の思考する幅を奪ってしまうようなものなのです。
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「頭がいい子が伸びる」のではない
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1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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