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『ドラゴン桜』東大生も納得した「『なぜ』を連発できる子ほど成績が高い理由」

「頭がいい子が伸びる」のではない

 やはりカギとなるのは「なぜ」「どうして」というフレーズ。「どうして○○した方がいいんだと思う?」「なんで○○しちゃいけないんだと思う?」と相手に問いかけるようにすることで、普段の会話からでも考える癖をつけることができるようになります。  いったいどうして「なぜ」「どうして」というフレーズにこだわるのか。それは、思考力をつけてもらうという目的があるからなのです。成績が上昇していく子を見ると、ついつい「あの子は頭がよかったのだろう」と思いがちですが、実はそうではありません。「頭がいい子が伸びる」のではなく、「普段から考える癖がついている子が伸びる」のです。  考えるためには、いろいろな情報が必要です。物事をよく観察して、情報を取る必要がありますし、その経過や原因を考察して予想する必要もあります。情報が足りなければ、自分で調べ物をしなくてはいけません。

子供と会話するときに気をつけたいこと

 ただ「考える」というだけで、そこには多くの情報が行きかう余地があります。考えるという行為は、情報の交差点を作ってあげる行為なのです。よく考えるこの頭の中には、知識の高速道路がすでに建設されています。だからこそ、ひとつの授業を受けた時、学びを得た時にも目まぐるしい速度で頭が回転して、より多い教訓を得ることが可能になるのです。  どれほど情報を持っていたとしても、それを活かすことができなくては意味がありません。考えるためには、普段から考えるトレーニングを積む必要があります。これは、大人になってからでも遅くはありませんが、子供のころからであれば、より効果を望むことができます。  みなさんも、ぜひ子供と会話するような機会があれば、「○○しなさい」と一方的に通告するのではなく、「なぜ○○したらいいと思う?」というように問いかけの形式で会話をしてみるようにすると、相手のためになるかもしれませんよ。 【もっと詳しい子供の思考力の高め方を知りたいなら】⇒「ドラゴン桜(三田紀房)公式note」はこちらへ
1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。著書に最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』、膨大な範囲と量の受験勉強をする中で気がついた「コスパを極限まで高める時間の使い方」を解説した『東大式時間術』がある。株式会社カルペ・ディエムにて、講師として、お金と時間をかけない「省エネ」スタイルの勉強法を学生たちに伝えている。(Xアカウント:@Temma_Fusegawa

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