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「薄毛に生まれてよかった」コンプレックスを強みに変えるコミュニティーに潜入

「薄毛で悩むことが一切無くなった」

HAGE会

雷門前で合掌するHAGE会メンバー

――ハゲにまつわるエピソードを教えてください。 ナカムラさん:消防士になったけどハゲてたから消防カット(短髪やスキンフェードなど)ができず教官に怒られました。 むかゆうさん:ハゲにしてからの方がモテるようになった。自分に自信がついたからかもしれない。 SmileSpiceさん:10代の頃から薄毛に悩み、ソフトモヒカンなどでごまかしながら生きていくも、30代後半で坊主に。とはいえ、コンプレックスはあったので、基本的に帽子を被って日々を過ごしてきました。ある時、私が営んでいるカレー屋に光り輝く“HAGEメン”が美女を連れてご来店。この人は……と感じ、話しかけるとすぐに意気投合、HAGE会のことを教えてもらいました。前のめりで参加したその日の夜、42歳で人生2度目のスキンヘッドに。以降は、薄毛に関して悩むことは一切無くなりました。 ザッシーさん:去年、プロレスを観に行く企画があったのですが、その後、飲みに行った時に『月曜から夜更かし』の撮影があり、ちょっとだけテレビに映りました(笑)。毎回楽しくHAGE会に参加してます! 名無しさん:薄毛時代に床屋に行ったら、切る前の霧吹きを、おしぼりで代用されました。 ――全国の薄毛の方へメッセージをお願いします。 Sadaさん:肌の色、目の色、人種と同じ、髪があろうがなかろうが関係ない。差別に負けることなく、自分を貫け! 名無しさん:世の中明るく照らしていきましょう! youさん:うすらハゲで隠してるアナタ!スパッといく(スキンヘッドにする)ことで第二の人生始まるよー! 毎日の髪型に悩む時間がもったいないから勇気を出してヒト刈り行こう!

“薄毛だからこれをやろう”ではなく…

「NOHAIRS」公式ロゴ

「NOHAIRS」公式ロゴ

続いて、イケてる薄毛のためのスタイルメディア「NOHAIRS」は、コミュニティー活動も行っているそうです。運営会社であるPassion monster inc.代表、高山芽衣さんにお話をうかがいました。 ――コミュニティー活動としてはどんなことをしているんですか? 高山さん:毎月朝のゴミ拾いをしたり、やりたい人でお米を育てたりしてますね。“薄毛だからこれをやろう”というわけじゃなく、いろいろやっています。 ――NOHAIRSのメンバーになるには? 高山さん:サイトに登録ボタンがあるのでそこから。審査は特にないです。他人を傷つけないとか、コミュニティーマナーは守っていただいてます。 ――メンバーは仲良しですか? 高山さん:知り合い同士が今は多いですね。 ――HAGE会さんと掛け持ちしているメンバーも多いですか? 高山さん:多いです多いです。あんまり外から見たら違いはないですよね(笑)。
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日本ではスキンヘッドが受け入れられない職場も多数
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2社10事業を経営する現役モデル。大河ドラマやオペラ出演など、表舞台で活躍しつつ、イベントや舞台を100企画主催、グラビア作品を100本プロデュースする。辰巳出版『実話ローレンス』、講談社『with online』など、男性向けから女性向けまで幅広く記事を執筆する。Twitter:@MaiaUmetani、Instagram:@maiaumetani

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