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元セクシー女優が「女優たちの涙ぐましい努力」を語る。“ギャル系女優”は維持費が高額すぎて…

スレンダー系女優は特にシビアな目で見られる

たかなし亜妖さん スレンダー系に対しても、もちろん同じことがいえる。特に痩せている女優はちょっと肉付きが良くなっただけですぐに分かってしまうので、さらにシビアな目で見られることが多いとか。  型にはめられないタイプはキャラ付けが難しく、結果的にオファーが減る。最悪の事態を避けるためにも女優たちは体型維持に努めるのだ。

撮影のたびにネイルオフ。仕事のためなら仕方ない?

 派手なネイルを好む層は一定数いるが、企画女優の場合だと撮影内容によってネイルを外さねばならない。 「ユーザーは指先なんて見ていないだろう!」と当時の私は思っていたが、メーカーや監督のこだわりには極力従うのがセオリー。特に当時のたかなし亜妖は売れておらず、女優としての人権がなかった(と、いうかそう思っていた)ので、「ハイ、仕事逃したくないから言うこと聞きまっせ」と、施したばかりのジェルネイルを泣きながらオフするのだった。  人妻ものやコスプレもの、ギャルものなどキャラクター設定が強い企画だと、ヘアカラーやネイルに指示が入りやすい。もちろんその際の美容代はメーカー負担だが、たった1日、あるいは数か月間だけのために女優は時間と手間を割く。  クライアントの意向に合わせるのも仕事の一環。いくら女優はお姫様扱いといっても、どこまでも姫様でいさせてはもらえないのである。
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“ギャル系女優”は維持費が高額…
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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