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元セクシー女優が「女優たちの涙ぐましい努力」を語る。“ギャル系女優”は維持費が高額すぎて…

“ワザ”を磨く女優たち、キャラ作りだけでは不十分な件

たかなし亜妖さん 先ほどからキャラ作りの点ばかり説明しているが、どんなに設定が定まっていても女優としてのパフォーマンスが見合ってなければ延命は難しい。だからこそ、自分の強みを作るために様々なワザを磨く人々も多いのだ。  演技ができる、アドリブが利く女優は現場としてもありがたいし、セクシー業界における“テクニック”を心得ていれば撮れ高のある人物として重宝される。  今はもうただ可愛い、ただ綺麗なだけでは生き残れない業界のため、ビデオを観て研究したり、舞台など別ジャンルの仕事に挑戦したり、詳しく説明できないがプライベートで色々なことに挑戦したり(?)と、努力を重ねている女優が多くいる。フェチ系の作品に出たいがために、お金を払って「縄の縛り方講座」をプロへ習いに行く女優もいた。

唯一無二の存在にならないと生き残れない

 オファーをもらってビデオに出演するだけでは、早いと半年から1年程度で限界がやってくる。少しでも女優人生を延ばし、唯一無二の存在となるためには武器と技術が必要不可欠なのだ。  一般職に就く社会人がキャリアアップのために資格を取り、成績を残すのと同じで、彼女たちの小さな努力もこれらに匹敵するものがある。テストのように数値化はできないものの、頑張りの差が女優人生の充実度、そして仕事内容の難しさや本数に関わってくるといえよう。  制作陣やプロダクションも大変だが、セクシー女優の努力なしでいい作品は作れない。世の中のイメージと実際は異なり、表には見えない頑張りを積み重ねていることをここで強調したい。 文/たかなし亜妖
元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya
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