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お金問題を誘発する家庭の共通点。“毒きょうだい”とのトラブルに有効な対処法とは

毒きょうだいによる「家庭内ドロボー」の対処法

多発する[毒きょうだい]トラブル こうした、毒きょうだいによる「家庭内ドロボー」の発生を完全に防ぐのは基本的には不可能だが、対処法はある。 「相手が財産を隠したり売却する前に、即座に仮差し押さえを申し立てる。どこまでが遺産かを明確にし、遺言無効訴訟を起こすなどが考えられます」  親の生前から、きょうだいが不審な動きをしていたら弁護士に相談するのも有効だ。

毒きょうだいとの遺産トラブル回避ポイント

POINT1:事が起きたら迅速に動く  相続開始後に独り占めが発覚したらすぐに仮差し押さえを申請、場合によっては遺言無効確認請求訴訟も検討する。 POINT2:日頃から金銭管理と証拠収集を徹底  通帳や印鑑を厳重に管理するのはもちろん、取引記録や書類などからお金の流れを逐一把握しておく。 POINT3:家族と争うという覚悟を決める  毒きょうだいとはいえ、家族だから話し合えると過度に期待しがち。必ず勝利するという強い意志を持つこと。
多発する[毒きょうだい]トラブル

長谷川裕雅氏

【長谷川裕雅氏】 永田町法律税務事務所代表。朝日新聞記者から弁護士に転身。専門は不動産相続・事業承継紛争・危機管理。著書に『磯野家の相続/令和版』(PHP文庫)など 取材・文/週刊SPA!編集部
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