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細分化する鬼畜な盗撮手口。盗撮魔が狙う「モンロースポット」驚きの正体とは

「私は子ども専門」盗撮オフ会で男が語った本音

 今年6月、露天風呂に入浴中の女性を狙った組織的な盗撮事件で、グループのリーダー格が懲役2年10月を言い渡された。なんでも被告は、馴染みの盗撮仲間や購入者たちを集めて、盗撮動画を持ち寄り“オフ会”なるものを開いていたという。以前、別の盗撮オフ会に潜入した経験がある竹輪氏が、そのときの様子を語る。 「きっかけは、盗撮した画像を交換したり、オススメの盗撮スポット情報を教え合ったりする『掲示板』でした。詳しい内情を知るためにサクラとして書き込んでいたんですが、ある日『一緒に活動しませんか?』というメッセージが来たんです」  それが、しばらくの付き合いとなるK氏だった。 「Kは当時30歳ぐらいで、身長175㎝ぐらいの痩せ形。やや色白でちょっと早口で喋るようなタイプ。仕事ができそうな印象を持たせる会社員でした」

卑劣な会話が飛び交うオフ会

『[鬼畜な盗撮犯]たちの正体』電車の中

竹輪氏の取材協力者が目撃した様子。男が電車内でカバンを半開きにして、そこからカメラを覗かせて盗撮している

 見た目はさておき、知り合った場所は犯罪の温床となっている掲示板。すぐに“本性”を現した。 「最初はカフェで落ち合ったんですが、『今からゲームセンターに行って、パンチラ撮りに行きましょうよ』といきなり言われました。さらに、上りのエスカレーターに乗っていたら、急に『白ですか? 黒ですか?』って聞いてきたんです。『えっ、何がですか?』と返したら、『決まっているじゃないですか、好きなパンツの色ですよ』って。初対面なのに、いきなり卑劣な猥談をしてきたのにはびっくりしました」  しばらくして、K氏は結婚。愛人も2人いて、非モテではない人物でも、どっぷり浸からせる魔力が盗撮にはあることが窺える。そして竹輪氏は、K氏の誘いで盗撮オフ会に顔を出すことになった。 「Kに、『盗撮愛好家が集まる飲み会があるなら行ってみたい』と話して向かったのが、神田での集まり。普通の居酒屋で行われ、参加者は全員男性で、全部で6~7人でした。そこには会社員だけではなく、社長クラスの男性も交じっていました」
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盗撮犯が集まることで罪の意識が薄れてゆく
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大学を卒業後、土方、地図会社、大手ベンチャー、外資など振り幅広く経験。超得意分野はエンタメ

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