スポーツ

山道で倒れ込むほどキツい練習メニュー。元ガールズ女王が語る競輪選手時代の過酷な練習

「もう2度と経験したくない」ほどキツい街道練習

高木真備さん

引退後は犬猫の保護活動を行っている高木さん。8月11日(金)には、京王閣競輪場にて「わんにゃんフェスティバルin京王閣」の開催が予定されている

 街道練習は基本的に1人で行っていたようだが、師匠的存在である高木隆弘選手が来て直接指導してもらうこともあったようだ。 「高木さんがきてくれたときは車誘導してもらいました。1人で走っているときは、どうしても苦しければちょっと蛇行できたりするんですが……。バックミラーで見られているなか山道を車のペースについて行かないといけないので、一瞬も気を抜くことなく走り続けました。目標のところに辿り着いても、その場所も坂の途中なので止まったら転ぶじゃないですか。もうそのときは『いっそのこと崖から落ちたい』って思ってしまうほどキツかったです。今となっては笑い話ですけどね」  高木さんは最後に、「もう2度と街道の日々は送れないですね」と、しみじみ話した。  1人で山に行き、過酷なノルマを淡々とこなしていたという高木さん。指導者の目がない場所での過酷な練習は、余程意志が強くないとやり抜くことができない。この意志の強さがあったからこそ、オフシーズンなしで戦い続けるガールズケイリンの世界でトップを取ることができたのだろう。 取材・文/セールス森田
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
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