お金

「3兆円企業」を目指す無印良品。キーワードは“脱・セゾン化”

「強気の目標」は達成できるのか

海外事業では中国での出店を継続しつつ、韓国・タイなど他のアジア地域では低価格戦略による“土着化”を進めるようです。中国ほどの認知度が無いためか、まずは安さで消費者を引き付けようとしている姿勢がうかがえます。 欧米事業は模索段階にあるようで、積極的な出店ではなく、既存店のスクラップ&ビルドで事業を継続する方針を掲げています。以上のように国内外で出店を継続するようですが、2030年の数値目標として店舗数2500、売上高3兆円というかなり強気の目標を掲げています。 売上高3兆円はイオンの直営事業(GMS事業)に匹敵する規模であり目標達成は難しいと思われますが、国内での出店を継続することから、消費者にとって無印良品を目にする機会は今まで以上に増えることでしょう。 <TEXT/山口伸>
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 Twitter:@shin_yamaguchi_
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