直近では、2023年8月29日から配信がスタートするLeminoオリジナル作品『夢で見たあの子のために』（三部けい原作）に出演が決定している。 　桜井さんは、幼少期に両親を惨殺され、その復讐心に燃える主人公・中條千里の幼なじみである琴川恵南役を演じているが、作品の見どころについて「復讐から愛を知って、人生を思い直す。そんな人間模様を感じるヒューマンドラマに仕上がっている」と説明する。 「千里と恵南は幼なじみの間柄ですが、恋愛関係とも言えない関係性の中で紡いでいく物語は見どころのひとつだと思います。家族のような、でも家族でもない距離感で起こる感情の衝突、せめぎ合いが起こるわけですが、千里を一番近くで理解して支えている存在だからこそ、千里が間違った行動をした時にはビンタするなど、男勝りな一面を見せるのが恵南なんです。 　久しぶりの高校生役でしたが、“青春”を感じた瞬間がいくつもあって、この作品に出演できたのは本当に良い機会だったと思いました」 　最後に今後の展望を聞くと、「まだやったことのないNHK連続テレビ小説（朝ドラ）や大河ドラマに挑戦してみたい」と抱負を話す。 「まだ、長時間のロケや撮影は経験していないので、チャンスがあれば挑戦したいと思っています。また、老後は岡山でパン屋を開く夢があるんですよ。地元にはすでにすごく有名なパン工房があるんですが、そこに負けないくらい繁盛するお店を作りたいですね。 岡山に帰って家族に会うとリフレッシュするんですが、機会があれば家族みんなで西日本最大のイオンに行ってみたい（笑）。これからも女優として成長できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」 　CM出演から映画、ドラマなどへと活躍の場を広げてきた桜井さん。芸能活動10年目を迎え、これからも幸せと喜びを感じながら、女優人生を歩んでいくことだろう。 ＜取材・文・撮影／古田島大介＞1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている