――5年前、初めてSPA!にでていただいたときは「インドアの女神」と呼ばれ、2年前のインタビューでは「サイゼリヤの田舎風キャベツのスープが好き」とコメントしていました。 少しづずつ外に出ていますね（笑）。 ――最近はどうですか。 だいぶ外出が増えました。してますよ。内側を向くことも好きですけど、物理的に一人になることが孤独になる手段ではないですので。でも、それは「友だち増えました！」というのではなく、もちろん3年前も友だちはいましたし、それよりずっと長く続いている友だちもいます。その上で、人の興味というものにキチンと影響されてみようというか。人が好きなものを自分も体験してみる「扉」を開くようになりましたね。 ――差し支えなければ、具体的にどんな扉を開いたんですか？ クレーンゲーム。でぬいぐるみを取るためにすごく課金してみたり。以前の自分だったら「買えば良くない？」って最悪なこと言ってたと思うんですけど（笑）。 ――また、3年前のインタビューでは「フェスは1時間半で帰る」という名言もありました。 ヤバイですよね。世の中をわかった気になってましたね……。けど、趣味として本や映画、旅行は変わらず続けてます。あ、新しいところで言えば、あと「友だちの実家に行く」というのも。 ――最高じゃないですか。 最高ですか？　こないだ泊めてもらいました。子どもの頃はよく私の家に友だちが泊まりに来ることが多かったんですが、その家の晩ご飯を食べさせてもらったり、パジャマを借りるとほっこりします。 ――そう聞くと、逆に子どもの頃に戻っている印象です。 早くから仕事を始めて、すごく早く大人にならなければいけなかった分、最近、戻ってきたのかもしれないです。デビュー当時は周りの大人についていくのに必死でしたし。 ――子どもの頃にできなかったことを追体験しているのかもしれませんね。 とうもろこしとか抜きたい。「抜く」じゃなくて「もぐ」でしたっけ？ ――「もぐ」ですかね。「玉城ティナ『とうもろこしをもぎたい』」を見出しに使ってもいいですか？ 農家さんからオファーが来たらいいな（笑）。自然というか、人間に戻りつつあります。