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生き別れた父を探してイタリアに。ハーフ芸人・武内剛が語る「“芸人村”のご法度に挑んだ」ワケ

個人の作品を映画館で上映させるのは大変

ぶらっくさむらい――その後、デトロイト・トリニティ国際映画祭では「最優秀国際映画賞」を受賞されたんですよね。 ぶらさむ:あれは嬉しかったですね。まだあと8件ぐらい結果待ちがあるんですけど、賞を取れたから映画祭への応募はいったんストップしました。 ――今後は国内でも上映されるんでしょうか? ぶらさむ:今はそのために動いているところですね。ただ、やっぱり配給会社ではない個人の作品を上映させるとなると、なかなか難しいみたいで。これもプロデューサーの人のアドバイスなんですけど、まずは東京で上映して、連日満席という実績を作ったほうがいいと。それで話題作りができたら、地方の映画館からも声がかかるようになるから、って。 ――では、いずれは全国で上映されることを目指していると。 ぶらさむ:あと、別に映画館で上映するっていう形にこだわる必要もないんじゃないか、とも言われました。どこかの飲食店とかで上映会をやってもいいし、そういうのだったら明日からでもできますからね。そういう形でもどんどんやっていこうかなとも思っています。自分自身がプロデューサーだから自由に動けるので良かったです。 <取材・文/ラリー遠田 撮影/山田耕司> 【ぶらっくさむらい】 1980年11月生まれ、名古屋市出身。2012年から芸人活動を開始し、『エンタの神様』(日本テレビ系)などで注目を集める。出演・監督を務めたドキュメンタリー映画『パドレ・プロジェクト』が第17回デトロイト・トリニティ国際映画祭で最優秀国際映画賞受賞
お笑いやテレビに関する評論、執筆、イベント企画などを手掛ける。『教養としての平成お笑い史』など著書多数。近著は『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで
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