エンタメ

「誰も傷つけない笑いは綺麗事」アフリカ人父の映画を撮った“ハーフ芸人”武内剛が語る、今のお笑い

アフリカをテーマにしたバーを開業予定

ぶらっくさむらい――今後の活動予定としては、この映画を広めていくということになるんでしょうか。 ぶらさむ:そうですね。あと、都内でアフリカをテーマにしたバーをやる予定があります。その開業資金をまたクラウンドファンディングで集めようかなと思ってますね。 ――そんな計画があったんですね! ぶらさむ:もともと20年以上前からやっているアフリカンレストランがあるんですけど、そこのママがもう70歳を過ぎていて、お店を引き継いでくれる人を探していたみたいなんです。そこで僕がやることになりました。お店の名前と内装を少し変えて新しく始めようかなと思ってます。  あと、黒人ハーフの人がそういうお店をやっていたら、同じ境遇の若者とかが来てくれるかもしれないじゃないですか。僕が若い頃は相談できる人が身近にいなかったので、相談相手になれればいいかなって。そういうコミュニティを作りたいっていう気持ちもあります。 【前回記事を読む】⇒生き別れた父を探してイタリアに。ハーフ芸人・武内剛が語る「“芸人村”のご法度に挑んだ」ワケ <取材・文/ラリー遠田 撮影/山田耕司> 【ぶらっくさむらい】 1980年11月生まれ、名古屋市出身。2012年から芸人活動を開始し、『エンタの神様』(日本テレビ系)などで注目を集める。出演・監督を務めたドキュメンタリー映画『パドレ・プロジェクト』が第17回デトロイト・トリニティ国際映画祭で最優秀国際映画賞受賞
お笑いやテレビに関する評論、執筆、イベント企画などを手掛ける。『教養としての平成お笑い史』など著書多数。近著は『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで
1
2
3
4
おすすめ記事