更新日:2023年10月02日 02:48
ライフ

出禁案件!セレブ風マダムの「50万円の買い物」に疲弊した高級セレクトショップの言い分

 お店に訪れる客は十人十色。業種や業態の違いによっても、さまざまなタイプの人々がやってきます。残念ながら店側にとってすべてが良い客とは限りません。今回は、あるセレクトショップで起こった迷惑客のエピソードです。
ファッション

※画像はイメージです(以下同じ)

セレブ風マダムの来店

「自分が勤務しているお店で何を売っているかというと、日本ではなかなか手に入らない海外直輸入のハイブランド商品ですね。ハイブランドってすごく奥が深いんですよ。ウチは現地買い付けなども積極的に行っていて、他のお店にはないレアな逸品も数多く販売しているんですよ」  ハイブランド愛を語ってくれたのは、都内某所の高級セレクトショップで店長として勤めている佐久間さん(仮名・35歳)。そんな佐久間さんのお店に、とあるお客が来店したと言います。 「アラフィフのセレブな感じの女性客が店に入ってきたんです。しばらく店内の商品を見ていたその女性は、特に値段を確認するそぶりも見せず、新作のセットアップのスーツやアクセサリー、パンプスを買い求めたんです。おそらく事前に品定めは済んでいたんでしょうね。全部で50万円ほどだったと記憶してます」

まさかの全部返品

 その女性客は、カード払いではなくキャッシュで会計を済ませたと言います。ところがその女性は、その3日後に前回購入した商品を手に、再び店を訪れたそうです。 「女性客は、店に入るや否や『夫に似合わないって言われてしまって……』と、少し困惑したような面持ちでカウンターに近寄ってきたんです。私は快く返金について案内しようとしたんですが、そうではなくて他のラインナップで揃えたいから交換してほしいとのことだったんです。持参した商品に特に問題もなかったので、交換の申し出を受けました」  女性の顔には笑顔が戻り、しばらく店内で品定めをしてから再度商品選びをして、上機嫌で店を後にしたそうです。
次のページ
クレームをつけられて商品を交換
1
2
3
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営
記事一覧へ
おすすめ記事
ハッシュタグ