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エアコン「設定温度」28℃は誤り?10年に一度の暑さを乗り切る“クール節電”術をプロに聞く

夜間の外出時はエアコンをどうする?

 短時間家を空ける際、エアコンをつけっぱなしにするか、電源を切るか迷ってしまうが、どのような対応が正解なのか。 「これは諸説ありますが、パナソニックやダイキンの実験では、日中の暑い時間帯の30分程度の外出であれば、エアコンをつけっぱなしにしたほうが節電になると言われています。外出が30分を超える場合は電源を消すべきですし、日が沈んで比較的涼しい時間帯になったら、家を空ける時間の長さにかかわらず、エアコンはマメに消したほうがいいです」  就寝時、一定時間でエアコンが切れるようにタイマーを設定すると、夜中暑さにうなされて目覚めてしまうことも……。

エアコンの電源をオフにするときは…

和田由貴

消費生活アドバイザーの和田由貴さん

「エアコンをつける際は扉や窓を閉め切っているため、エアコンの電源が消えた後にものすごく部屋の温度が上がるんですよね。暑くてエアコンをつける、冷えてきたからエアコンを消す、というのを繰り返していると、電気代が余計にかかってしまいます。それだけでなく、眠りが浅くなって体にも悪影響を及ぼしますし、熱中症の恐れもあります。なので、寝苦しくない程度の高めの温度に設定して、朝までつけっぱなしにするほうがいいと思います」  エアコンの切タイマー機能を活用するなら、狙い目の時間帯は「明け方」だ。 「就寝の2~3時間後、たとえば夜中の2時頃に切れるように設定すると、再び暑さを感じてしまう可能性が高いです。切タイマーを使うのであれば、もっと暑さが落ち着いてくる明け方ぐらいに切れるように設定しましょう
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扇風機とサーキュレーターの違いって?
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様々なメディア媒体で活躍する編集プロダクション「清談社」所属の編集・ライター。商品検証企画から潜入取材まで幅広く手がける。

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