早期退職で5割増しの退職金3000万円、50歳の係長が決断するまで――早期退職のその後トップ10
早期退職やリストラに倒産……40代50代で人生が激変した人がいる。今回は定年前に早期退職を選んだ人たちのその後を取材し、反響の大きかった記事ベスト10を発表する。第6位はこちら!(集計期間は2021年1月~2022年12月まで。初公開日2022年3月7日 記事は取材時の状況です)
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コロナ禍による業績悪化などで、早期退職を募集する上場企業は2年連続で80社を超え、募集人数も1万5000人以上となった。会社員に忍び寄る“クビ切り”が現実味を帯びるなか、長年勤めた会社に“棄てられた”人たちはどうすべきか。実情をリポート!
大手ゼネコンに新卒で入社以来、営業畑一筋に生きてきた山上矢一さん(仮名・50歳)は、’20年末の希望退職の募集に手を挙げた。
「営業部の係長として現場を回りながら、部下や他部署のフォローに奔走する日々でした。会社の指示通りにやったらお客さんからクレームがきて、私が謝りに行くなんてこともザラ。年を取っても続けるような仕事ではないですね」
年を追うごとに取引先の担当者が自分よりもはるかに年下であることが多くなり、息苦しさを感じる場面が増えた。頼みごとをしづらいという理由で「若い担当者に代えてくれ」とハッキリと言われたこともあるそうだ。
退職金の額が記載された案内が届いたとき、心はもう傾いていた。
「40歳以上の全社員が上司面談を受けるんです。1回目の面談は希望退職募集の経緯の説明で、2回目が意思確認。私はここで、辞めると伝えました」
5割増しの退職金を手に早期退職も“自分探し”の日々
40歳以上の全社員が上司面談
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様々なメディア媒体で活躍する編集プロダクション「清談社」所属の編集・ライター。商品検証企画から潜入取材まで幅広く手がける。
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