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M-1準決勝でよしもと所属に。若手男女コンビ・シンクロニシティの現在地「収入はガクッと下がってない」

自分たちでマネジメントすることに限界も

シンクロニシティ

シンクロニシティのよしおかさん

――実際「M-1準決勝まで行ったらプロになる」とよしおかさんはおっしゃっていましたね。 よしおか:そうですね。結果が出て、やっていける自信がついてからプロになると決めて、結成したので。あとは、社会人の仕事の都合でお笑いの仕事が受けられないケースも増えてきたんです。競艇の営業も仕事の都合で行けませんでしたし。私はやりたかったんですけど……。 西野:なんで我々を競艇の営業に呼ぼうとしたのか謎なんですけどね(笑)。基本的に月~金は仕事だったので、受けられないお笑いの仕事が多かったんです。そういうお断りのメールを打つので、仕事の昼休みが終わっちゃうこともありました。なので、自分たちだけでマネジメントするもしんどいなとも思っていました。 よしおか:裏被りしている番組からオファーをもらったときも、どっちを優先したらいいのかなど我々にはわからないので、事務所の社員さんのように慣れている人がいないといけないなと感じました。

よしもと所属になって昼夜逆転の生活に

シンクロニシティ――そのなか、M-1で結果も出て、満を辞して吉本興業に入ったわけですね。実際、事務所に所属し、お笑い一本に絞ったわけですが、社会人時代との変化はありますか。 よしおか:完全に昼夜逆転しました。会社員時代は朝6時半とかに起きていたので。今は、昼に起きても間に合う仕事も多いので、生活スタイルはかなり変わりました。 西野:あとはM-1に関係するネタ以外のこともやるようになりました。社会人時代はネタをやるにしても、M-1を見据えたネタしかやりませんでしたが、今は言い方は悪いですけど、その場のお金を稼ぐネタもやるようになりました(笑)。企画やコーナーでネタを作ったりですね。それもプロの仕事なんだなと実感しています。 よしおか:その場で出順が決まったりするライブの場合、抽選をするんですが、みんな絶対ボケるんです。敗者復活での抽選ボケはこういう場で鍛えられるんだと思いました。
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社会人を経験して芸人になったメリットも
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清談社 ライター/編集 編集担当作→稲田豊史さん『こわされた夫婦』、生駒明さん『フーゾクの現代史』、諸富祥彦さん、島田友和さん、青木美帆さん『1on1コミュニケーション入門』、しみけんさん『モテる男39の法則』。X(旧Twitter):@numazawa_n

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