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M-1準決勝でよしもと所属に。若手男女コンビ・シンクロニシティの現在地「収入はガクッと下がってない」

今の悩みは「人気がないこと」?

シンクロニシティ――現在は、芸歴9年目以下の若手芸人がメインで出演する「神保町よしもと漫才劇場」におふたりは所属されています。そのなかでの手応えはいかがですか。 よしおか:ギリギリ所属できているくらいに、人気がないです……。 西野:ほんとにそうなんです(笑)。神保町のお客さんは女性も多いのですが、我々は女性人気がなくて。我々のYouTubeチャンネルも視聴者の男女比は男性が85%で女性が15%ですからね(笑)。これでも、ちょっと前までは男性90%だったんで、少しは女性視聴者が増えて喜んでいたんですが……。神保町所属ではありますが、大宮ラクーンよしもと劇場やよしもと∞ホール、ルミネtheよしもとの舞台も多いです。 よしおか:神保町がホームなのに、断然アウェーなんですよね。ウケの量が他の劇場よりも明らかに少ないんです。……しんどいです。 西野:神保町では、びっくりするぐらいスベるときがありますからね(笑)。でも、そういうのも芸人としての経験なので、すごく勉強になっています。

「ヨネダ2000」愛のしゃべりにびっくり

シンクロニシティ――神保町には同じくらいの芸歴の芸人さんも多くいますが、彼らの印象はどうですか。 よしおか:みんな非常に明るいし、年下の子でも堂々として恐れがないなと思います。あとは、みんなフリートークが上手ですね。短い尺でしっかりオチまで話すので、すごいなあと。ヨネダ2000とラジオで共演したのですが、ふたりとも饒舌で、話がうまくてびっくりしました。特に愛さんが流暢にしゃべっていて、後輩ながらすごいと思いました。 西野:流暢にって外国の方へのコメントじゃないですか(笑)。でも、確かにヨネダ2000などフリートークのイメージがない若手芸人でも、喋ったらすごくうまいです。我々はグダグダ喋ってしまうので、それは今後の課題ですね。あとは、毎月10本くらいネタを作るコンビが結構いるのは、びっくりしました。特にエバースさんはM-1で勝てるようなネタを毎月何本も作っていて、すごいなと。
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今年はすでに強いネタが1本ある
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清談社 ライター/編集 編集担当作→稲田豊史さん『こわされた夫婦』、生駒明さん『フーゾクの現代史』、諸富祥彦さん、島田友和さん、青木美帆さん『1on1コミュニケーション入門』、しみけんさん『モテる男39の法則』。X(旧Twitter):@numazawa_n

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