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サッカー日本代表「欧州では快勝」も…アジアでの戦いを“不安”に感じてしまう理由

アジアカップまで4試合…残り時間は少ない

 先の方法はチームとしての取り組みで、全体の共通認識が必要になる。それはこれまでの積み重ねにもなるので、チームとしてその質を高めていってもらいたい。  後述の方法は個人間の意思疎通のみといえる。たとえば、クロスを合わせることが多くなる上田綺世の意図を出し手となる選手がどこまで汲み取って正確なボールを送り込めるかといったことになる。少しシチュエーションは違うが、トルコ戦の前半20分に久保建英から古橋亨梧へ送られたスルーパスも2人の意思が合致してつくりあげた決定機だった。こういったプレーは相性もあるが、互いのコミュニケーションからも創出回数を増やせるはずだ。  1月のアジアカップまでは、ワールカップ2次予選を含んでも4試合しか残されていない。時間はわずかだが、チームの、そして個人間の共通認識を高めてアジアの頂点を目指してほしい。 <TEXT/川原宏樹 撮影/Norio Rokukawa>
スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる
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