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妻から“虫けら”のように扱われる夫の末路。「こづかい月1万円」生活が破綻するまで

酒の勢いで同僚に話したら…

 このような状況を、つい酒の勢いで同僚たちに話してしまった洋平さん。「それ、実話?」「むごすぎて同情する」「嫁さん、少しやりすぎだな。しかも、お金を使い過ぎ」など、周囲から本気で同情され、自分が酷い扱いを受けていることにあらためて気づいてしまう。 「そしてこの翌日から、飲み会に参加していたメンバーらの態度が急変。仕事の休憩時間などにお茶やジュースなどを奢ってくれる日が続き、『頑張れよ』などと励ましの言葉をかけられることもあり、会社でも肩身が狭く感じるようになっていきました」  会社でのサービス残業もやりにくくなり、ますます家に帰りたくなくなった洋平さんは、仕事終わりに昔ながらの喫茶店を見つけ、足繁く通うようになる。それは、これまで妻から言われたことを守ってきた洋平さんのささやかな抵抗だった。

喫茶店で再会した同級生と怪しい仲に

喫茶店「このときまでは、妻に禁止されていたコンビニも我慢し、毎月1万円しか渡してくれない小遣いさえもコツコツと貯金。そんな生活が、何だかバカらしく思えた瞬間でした。そして、昭和レトロな雰囲気の喫茶店に通うようになり、昔の同級生と再会したのです」  再会した同級生K代さん(39歳)はかなり痩せていて、学生時代の約半分ほど。一瞬誰かわからず戸惑ったということもあり、話が弾んだとか。そしていつの間にか、K代さんは夫の、洋平さんは奥さんの悪口で盛り上がっていた。 「さらに昔、お互いが知らなかっただけで両想いだったことも発覚したのです。そのままの勢いで連絡先を交換し、喫茶店で待ち合わせて、いつしか“交際”をするようになりました」  洋平さんは「それがまた、背徳感があってよかった」と言い、K代さんも興奮して盛り上がったとか。そして、ズルズルと関係を続けてしまう。ところが、洋平さんのスマホを見た妻にK代さんとの不倫がバレ、大騒動。妻はK代さん宅に乗り込んだ。
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不倫相手の自宅に乗り込んだ結果
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ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
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