元ラブホ従業員が“命の危機を感じた現場”「全裸の男女が狂乱状態で…」
若者の街渋谷。道玄坂から一本入ると、風俗店やラブホテルが林立する猥雑なエリアが広がる。その地域のラブホテルで清掃スタッフとして働いていたのが、稲川淳二のモノマネでおなじみの芸人「BBゴロー」氏だ。
勤務していたのは、界隈で最も古いラブホテルだったため、他の選択肢がない際に仕方なく利用する客が多かったと言う。
男女の情念が渦巻く、いかにも怪異が発生しそうな場所で、彼は一体どんな経験をしたのだろうか。BBゴロー氏が実際に見た欲望の痕跡や迷惑行為の実情、さらには、ほんとにあった怖い話を振り返ってもらった。
――忘れものを見つけることも多々あると思いますが、どうでした?
BBゴロー:コスプレ衣装の忘れ物はよくありますね。中でも、セーラー服が一番多かったかな。二人で燃え上がり終わって疲れ切ってかえるからか、あえて置いていってるという感じがします。
――プレイが想像できない忘れ物はありましたか?
BBゴロー:雪山で背負う、蓑がドサっと置いてあったときは「どんなプレイなんだよ!」と思いましたよ(笑)。
――蓑の何に興奮するんでしょうね。
BBゴロー:あるマニアの方に聞いたら、どんなに狭い嗜好でもそれを好きなマニアが2万人はいるそうです。蓑を見た時にはその言葉が脳裏をよぎりました。
――清掃で、嫌だったものはなんですか?
BBゴロー:排泄物を超えるものはありませんよ。「爆弾部屋」と呼んでいたくらい、誰もが避けたいものですね。ただし、デリヘル嬢などプロの方は最低限の片付けはして帰ってくれるんですよ。
――最低限というと?
BBゴロー:プロの方は基本的にベッドではなくお風呂場でそういったプレイをするみたいなんですね。清掃に入ると、浴室に置いてあるアメニティのコンディショナーをすべて排水口に出してくれているんですよ。
――どういうことですか?
BBゴロー:飛び散った排泄物を排水口に流しているんだと思うんですが、そこに大量のコンディショナーを流すことで、ニオイがやや抑えられるんですよね。だから、部屋に入った時はニオイはしなくて、浴室に行くと、コンディショナーのボトルが空っぽで逆さまに置いてあるので、そこで「ここ爆弾部屋だったんだ!」と気づくような感じです。
「プレイが想像できない」忘れ物が…
「一番嫌なもの」はやはり…
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
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