春菜さんは、10月9日に本戦を迎える「ナイトクイーングランプリ」のカサブランカ（クラブ）部門レジェンドクラスにエントリーしている。 ――どうして「ナイトクイーングランプリ」にエントリーしたのでしょうか。 春菜　実は酔った勢いなんです（笑）。たまたまインスタグラムで見つけて、ホームページの文章に心を打たれて、お店の方に相談もせずに、とりあえず応募しようと。CLUB REEXで「ナイトクイーングランプリ」にエントリーしたのは私が初めてです。 ――人前に出て何かするのは得意なほうですか？ 春菜　留学が終わった後に、イベントコンパニオンをやっていた時期があって、再現VTRに出たり、展示会やパチンコのイベントガールなどPRのお仕事をしたりしていました。今は恥ずかしくてできないですけど、人前に出るお仕事をやりたいって願望があったんです。 ――舞台度胸はあるほうですか。 春菜　思い切るときは思い切ります（笑）。大会のことを考えると、今から緊張しちゃうんですけど、当日までに万全の準備をしたいです。 ――エントリーして、周囲の反応はいかがですか。 春菜　お店の方も、お客様も応援してくれています。なかなか会えないキャバクラ時代のお客様に連絡したら、「投票するね」と言ってくれたのがうれしかったですね。 ――「ナイトクイーングランプリ」ではスキルアップ講座を受けられますが、どんな講座を受講していますか？ 春菜　テーブルマナー、ビジネスマナー、ポージングなど幾つか受講させていただいています。初めての経験なので新鮮ですし、他のお店で働く方とお話するのも刺激になります。部門は違うんですけど、私以外にもバニーちゃんがいて、仲良くなりました。 ――特に印象に残っている講座は何でしょうか。 春菜　ワイン講座で講師の方が、「楽しい空間を作ることで、楽しい気分になってもらって、それで仕事を頑張ろうと思ってもらえることで、経済効果にもなる」と仰っていて、銀座のクラブで働く上で、すごく大事なことだなと感じました。 ――改めて、大会への意気込みをお聞かせください。 春菜　大会を楽しみつつ、皆さんに興味を持ってもらって、知名度を上げたいです。当日は２パターンの衣装を着てランウェイを歩くのですが、一つはバニーガールなので、そこにも注目していただけたらうれしいです。 ――今後の夢は何でしょうか。 春菜　よく「銀座でママになりたいの？」って聞かれるんですけど、先ほどもお話した通り、いかに銀座で長く働けるかを目標にしていて。お客様とお客様を結びつけられるような存在になるのが夢です。 春菜さんがエントリーした「ナイトクイーングランプリ」は、水商売業界のさまざまな業態で働く女性たちの知られざる魅力・ポテンシャルを表舞台で披露し、“夜の女王日本一”を決めるコンテスト。愛らしさと大人の色気を兼ね備えた春菜さんがバニーガール姿は必見だ。 取材・文／猪口貴裕 撮影／星亘(扶桑社) 協力／日本水商売協会 出版社勤務を経て、フリーの編集・ライターに。雑誌・WEB媒体で、映画・ドラマ・音楽・声優・お笑いなどのインタビュー記事を中心に執筆。芸能・エンタメ系のサイトやアイドル誌の編集も務める。