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アイナ・ジ・エンド、念願の“ニート生活”も2日で終了したワケ「BiSHで燃え尽きようと思っていたので」

自信満々に生きてきていたら、この役はできなかった

アイナ・ジ・エンド――小さい頃、芝居や演技への憧れみたいなものは? ありましたよ。中学生のとき、『アニー』という舞台に出たくて応募用紙まで用意したんですけど、お父さんに「顔で落ちるからやめとけ」って言われて送れなかったんです(笑)。そのときはめちゃくちゃ悲しかったけど、今、思えばめちゃくちゃ財産だなって。 ――それはどういうことでしょう。 自分に対する劣等感だったりが、かなり強いタイプの子だったと思うので、学校に行かないときとかも含めて人の痛みが少しわかるようになったし、そういう悲しい出来事とかも表現の材料にできた気がしたので。今回、この作品でお芝居させていただいて、自分が今まで経験してきたことが本当に良かったんだなって思いました。自信満々に生きてきていたら、この役はできなかったと思う。 人とうまくしゃべれないとか、歌でしか自分の生き方がわからないとかって、自分みたいな生き方してきたからできたことなのかなって。良かったです。 ――でも、身内からそんなストレートなダメだしをされるんですね。 大阪(生まれ)だったので“イジリ”の文化というか。「妹はいいとこの旦那さんにもろうてもらって、アイナちゃんは川で吉本(に拾ってもらう)かな」って(笑)。でも、それってホントにいい経験したなって。私、メンタルもわりと弱く見られてるけど、けっこう立ち直りが早かったりするんですよ。関西人サイコーです(笑)。
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株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter

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