エンタメ

アイナ・ジ・エンド、念願の“ニート生活”も2日で終了したワケ「BiSHで燃え尽きようと思っていたので」

惜しまれつつも6月の東京ドーム公演で有終の美を飾り解散した、BiSHのアイナ・ジ・エンド。ソロアーティストとしての活動が注目を集めているなか、自ら主題歌を歌った初主演映画『キリエのうた』が10月13日(金)から公開中だ。歌うことでしか“声”がだせない路上ミュージシャンという、まさに彼女に適役ともいえる主人公・キリエを演じている。

演技は「もう少ししたら楽しくなるんじゃないかな」

アイナ・ジ・エンド――では、よろしくお願いします。 あ! BiSHだ! (BiSHが表紙のSPA!をじっと眺めながら)「進化する令和の緊縛アート」……。 ――あの……始めてもいいでしょうか……。 あ、はい。 ――今回が初主演映画となりますが、アイナさんにとって、芝居・演技をすることの魅力、面白さを言葉で表すと、どのような感じになりますか。やはり歌やパフォーマンスとは違うものですか。 そうですね……まだ何も語れるほどの実力は全然ないんですけど、近いようで全然違うのかなって思いますね。 ――そんな中、表現者として見えてきたものは何かありましたか。 どんどん役が体になじんでいけばいくほど、カットがかかるまでの間とかが自由に楽しめたりして、ちょっとコンテンポラリーダンスに似てるのかなって。なんかこう……もう少ししたら楽しくなるんじゃないかなとは思います。まだ今は必死ですけど。 なにより岩井(俊二)さんの声がすごく優しくて自然体でいられるというか、一切の焦りを感じさせないんですよ。怒鳴ったりなんてもってのほかだし、岩井組のみなさんも、寒い現場でも「寒い」とか言わず真剣に動いていて。そういう光景を見て、自分はギアを何段階か上げて勇ましく進んでいかなければダメなんだって思いました。
次のページ
自信満々に生きてきていたら、この役はできなかった
1
2
3
4
5
株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter

記事一覧へ
おすすめ記事