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「“キラキラしている仕事”は給料が割安」現役東大生が就職活動せずに独立の道を選んだ理由

仕事の能力はそうでもないのに年収ウン千万円!

ビジネスマンの賃金格差 肝心の仕事の能力に関しては……高い人は多いのでしょうが、中には「仕事の能力はそこまで高くないのに、みんなが戦っていないところで戦っているから能力のわりには明らかに多くの金額を得ている」という人もいます。  日々苛烈な競争社会の中にいるエリートサラリーマンから見れば「仕事の能力はたいしたことないのに、年収ウン千万円なのか……」と思うような中小企業の社長がたくさんいるはず。  自分にとっても大学2年時に代々木の雑居ビルにオフィスを構える中小企業の社長に出会うまでは縁遠い話でした。その社長は年収数億円。東大卒エリートサラリーマンの比ではないくらい稼いでいることを知ってから、私は就職することをやめ、自分で独立して仕事をする道を選びました。  もちろん、毎月の収入の保証がなくなるので、リスクとリターンの話にはなってきます。リスクを限りなく小さくしていく工夫が必要です。  この世界に「絶対」というものは存在しないのでリスクをゼロにはできませんが、なるべく固定費を削減したうえで、取引先を分散させる、収益モデル自体を複数もっておくなどして「どれか1つが傾いてもあと3つの収益源は残っているから大丈夫」というような状況をつくることができれば、安定感は増します。

会社のネームバリューに頼らない生き方

 今の日本においてキラキラして見える仕事の中で勝ち抜いていくことは、極めて競争倍率が高く難しいことは紛れもない事実です。  だからといって「独立して社長になる」という選択肢を皆さんに対して無責任にすすめることはしませんが、 会社のネームバリューに頼らず、自分の力でお金を稼ぐのは、伸びれば伸びた分だけそのまま自分にリターンとしてかえってくるので、非常にやりがいがあります。  そこまで大げさに考えなくても今回の記事が、 「この仕事はキラキラしているから給料が安めに抑えられているな」 「この仕事は目立たないからこそ穴場かもしれない」  などの新しい目線で世の中を見られるようになるきっかけとなれば幸いです。 <文/鶴山英樹>
東京大学経済学部卒業。大学2年時よりWebマーケティング分野でビジネスを開始し、そのまま売上を伸ばして法人化。現在は、主に集客や顧客単価向上などの施策全般を受託する。何より「自由であること」を大切にしており、社員は自分1人のみで、その他の業務は外注。趣味・特技は格闘技、コスプレ、折り紙、ルービックキューブ、ゲームなど。X(旧Twitter):@mr04todai2020、Instagram:@mr04todai2020
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