“子猫虐待事件”はなぜ起きる?子猫を「絶対に譲渡してはいけない人」に共通する特徴
譲渡条件を厳しくしすぎるのも難しい
「特に子猫に関しては特に慎重に面談を行ったうえで譲渡先を決定します」と話す佐々木氏。では、その条件はどういった内容なのだろうか。
「まず、その子を最期まで飼える年齢であること。犬猫を保護する際、飼えなくなった理由を聞いているのですが、そのなかで圧倒的に多いのが『高齢で飼えなくなった』という理由なので、最期まで面倒みられるかが一番重要と言っても過言ではありません。そして、子猫から飼った経験があるか、最低限『猫を飼ったことがあるか』、収入があるのか、などですね。子猫の場合は、生後3ヶ月は毎日必ず家にいるかも聞きます。一人暮らしの人はそこでもう条件からは外れますね」
また、団体によっては、里親になる条件が厳しすぎるところもあるという。
「トライアルの前に家に行ったり、毎週動画を送ることを条件にしている団体さんもあるそうです。それも一理あると思いますが、そこまでやってしまうと引いてしまう人もいるので……。『そんなに面倒ならペットショップで買えばいいか』って思ってしまうかもしれません。里親になりたい人の心を閉ざさないためにも、厳しくしすぎるのも避けたいなと思います」
犬猫の命を守るためにも認可制に
Web編集者兼ライター。フリーライター・動画編集者を経て、現在は日刊SPA!編集・インタビュー記事の執筆を中心に活動中。全国各地の取材に出向くフットワークの軽さがセールスポイント
X(旧Twitter) salesmorita32
【関連キーワードから記事を探す】
保護犬猫ブームの闇。悪質団体の犬譲渡会に潜入してみると、15万円超を請求され…
“子猫虐待事件”はなぜ起きる?子猫を「絶対に譲渡してはいけない人」に共通する特徴
梅沢富美男、ペットの“飼育放棄”問題に一喝「飼えないなら飼うなよ!」
犬を飼って3日で「なんか違った」と飼育放棄…犬猫の保護活動でみた人間の“歪んだ常識”
この記者は、他にもこんな記事を書いています




