「主軸は古畑奈和です!」
――その誰かとは主にファンの皆さんへだと思いますが、ソロ活動を始めてから反響は古畑さんに届いていますか?
古畑:ファンの方は喜んでくださる方が多かったです。演技一本でいくと思っていた方が多かったので、ライブで歌ったり踊ったりする姿を、SKE48の頃からパワーパップして帰ってきたというのが、ファンの皆さんにとっては嬉しいことなんじゃないかなって思ってます。
――歌・声優・舞台と活動の軸が広がりつつありますが、古畑さん自身はどこに主軸を置いて活躍していきたいですか?
古畑:主軸は古畑奈和です!私がいろんなところで経験して、挑戦することによって、より『古畑奈和』という一人の人間としての深みも増していくと思います。まずは自分という人間を育てるためにいろんな仕事をしたり、自分が楽しいと思えることを心から一つ一つ丁寧にやっていくことが、いろんなお仕事の幅を広げていくんじゃないかなって思っています。
――さて、12月にはソロデビューしてから2回目のライブも控えていますが、今回はどんなステージを届けたいですか?
古畑:今回のライブは「Furuhata Nao LIVE2023-REAL-」というタイトルにしたんですけど、今の古畑奈和というよりかは、私の内側の人間性だったり、考えてることや、素の姿、本性みたいなものを出していけるライブになったらいいなと思っています。
――本性剥き出しとなると、凄そうなライブになりそうですね。
古畑:もう私のことどう思ってるんですか(笑)!でも、今回の『幻影』もそうですが、自分の本性を描いている作品もあるので、ちゃんと歌って届けたいなと思っていますし、他のアーティストさんの曲から自分が言いたい気持ちを、伝えいたい気持ちを、これを歌うことで誰かに寄り添えたらいいなと思える曲もピックアップしているので楽しみにしていただきたいです。
――それでは最後にファンの方へメッセージをお願いします。
古畑:今回の楽曲『Dying liar』と『幻影』は、私が作詞した楽曲です。『Dying liar』は物語に浸っていただけたら嬉しいですし、共感できるという方がいらっしゃれば、一緒に強い女になりましょう!『幻影』の方は、みんなも抱えている漠然とした不安に、私が一緒に寄り添って気持ちを代弁できたらいいなと思うし、『古畑さんもこんな風に思ってるんだね』って知ってもらえると、自分だけじゃない、一人じゃないって思えるんじゃないかな。一緒に寄り添っていけたらいいなと思うので、ぜひ聴いてくださると嬉しいです。
<取材・文/安藤龍之介(本誌) 撮影/上溝恭香>
□古畑奈和(ふるはた なお)
1996年9月15日生まれ。愛知県出身。
アイドルグループ「SKE48」のメンバーとして活動後、2022年10月よりソロアーティストとして活動開始。
これまでドラマ「ヤメゴク~ヤクザやめさせて頂きます(TBS/’15)、「キャバすか学園」(日本テレビ/’16)、「豆腐プロレス」(テレビ朝日/’17)や、ミュージカル「AKB49~恋愛禁止条例~」(’15)主演、舞台「SKE48版『ハムレット』」(’19)、「DISTANCE-TOUR-」(’20)、「水戸黄門~春に咲く花」(’21)、「ナナシ2021」(’21)、「『催眠探偵!十文字幻斎』~事件解決は、催眠の向こう側に~」(’22)、朗読劇「私の頭の中の消しゴム 14th Letter」(’23)、主演舞台「Monkey Works vol.10『アビリティイレブン』」(’23)など、数々のドラマ・舞台に出演。