「処刑場の跡地」が公園に…池袋が“オカルトと親和性が高い街”と称される納得の理由
―[ありのままの池袋]―
新宿・渋谷と並ぶ副都心の一つ、「池袋」。近年では再開発も進み、「住みたい街ランキング」の上位に位置するなど大きな変貌を遂げている。しかし一口に池袋について書かれたものは意外と少ないはずだ。この連載では、そんな池袋を多角的な視点から紐解いていきたい。
2004年のライトノベル『デュラララ!』が舞台としたのは、池袋だった。この物語は、地方から池袋へ上京してきた高校生の群像劇として進むが、物語のもう一つの軸となるのが、池袋に夜な夜な現れるという「首なしライダー」にまつわる噂をはじめとする、「都市伝説」である。
ある作品に描かれる街は、その街の姿をよく表しているが、池袋を舞台にしたこの作品で都市伝説のような、オカルトがテーマとして選ばれたのにはどのような意味があるのだろうか。
江戸時代の時点で怪異が起こっていた?
「池袋四面塔」が建立された理由は…
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ライター・作家。チェーンストアやテーマパークをテーマにした原稿を数多く執筆。一見平板に見える現代の都市空間について、独自の切り口で語る。「東洋経済オンライン」などで執筆中、文芸誌などにも多く寄稿をおこなう。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』(集英社)『ブックオフから考える』(青弓社)
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