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“ひとり負け”のかっぱ寿司。買収したコロワイドの「外れた目論見」――2023年大反響トップ5

海外事業×給食事業でさらなる拡大を狙う

コロワイドの歴史を3段階に区切ると、甘太郎の成長→M&Aによる規模拡大→コロナ禍での業績悪化という経歴をたどっています。 同社は今後について、2024/3期の売上収益を2,450億円と予想しておりコロナ禍以前の水準を見込んでいますが、従来の国内飲食事業による成長は限界を迎えていると考えているようです。 国内では非上場企業を含めたM&Aを模索しつつも、景気の影響を受けにくい介護食・給食事業への進出を目指すとしています。伸びしろのある海外事業については現状、売上に対する貢献度は1割程度しかありませんが、アジアを中心に国内と同様の焼肉(牛角)業態による店舗展開を進め、さらなる規模拡大を狙うようです。 <TEXT/山口伸>
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 Twitter:@shin_yamaguchi_
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