“呑めるスーパー”で0次会、レジに並ばず会計できるカートも…「スーパー戦国時代」の差別化戦略がアツい

差別化を図るスーパーの経営戦略

●「オーケー」NB商品の値引きに強い 顧客満足度は13年連続1位。今年、銀座店をオープンしたことで話題に。NB商品の値引きに力を入れて差別化を図っている。その分の採算は生鮮品や総菜の売り上げで相殺。人気コーナーは焼き立てパンが並ぶベーカリー

「オーケー」

●「エンドー」呑めるスタイルで急成長！ 昭和40年創業。長年地元の人に親しまれ続ける地域密着型のスーパー。名物のゲソ天に合うように造った地ビール「ゲソIPA」や限定純米酒、微発泡白ワインなど多数の酒を揃える。月1回、「立呑みエンドー」なるイベントを開催 ●「ベルク」プロレス推しで差別化を図る！ 関東1都6県にチェーン展開している地域密着型スーパー。アントニオ猪木の必殺技を表現した「COBRA TWIST」や猪木が愛する辣子鶏をイメージした「猪木の愛したラーズーチー」が’23年12月22日まで販売 ●フーコット「圧倒的な安さと品揃えが豊富」 埼玉を中心に展開。「ロースかつ重」が321円、「焼とり重」が376円、「マルゲリータピザ」が498円、「ロースとんかつ弁当」429円など総菜の圧倒的な安さと鮮度、品揃えで満足できる。豊富な陳列を眺めているだけでも楽しめる ●「TRIAL」セルフレジつきカートで時短 九州を中心に展開。「たっぷり玉子サンド」が199円、「トライアルブレッド6枚切り」が99円、「富士山天然水500ml」が29円など、とにかく食品が安いディスカウントスーパー。セルフレジ機能つきスマートショッピングカートで差別化を図る ●「生鮮市場TOP！」アジアの珍食材が目白押し 埼玉県を中心に展開。マレーシア諸島原産のフルーツであるランブータンやブロッコリーの仲間であるロマネスコ、タイやインドでは馴染み深い食材であるタマリンド、〝果物の王様〞と呼ばれるドリアンなど普段あまり見かけない珍しい食材が豊富 ●「成城石井」購入した総菜をバーで味わう 高級志向スーパー。ワインバー「Le Bar a Vin 52」が併設されている店舗もある。店内で提供されるメニューに使用されているオイルや調味料などはすべて購入可能 ●「バロー」こだわりの3つのPB商品 中部地方を中心に展開。酪農家が愛情込めて育てた乳牛から搾った生乳を使ったバロー牛乳やコシの強さが自慢のさぬきうどんなど、3つのPB商品に力を入れている