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5万円でBMWが買えた!激レアなヴィンテージ車が激安で手に入るワケ

怪しい業者から車を買うと折角の激安も……

 だが、日常的に使いたい車を購入する場合は、その限りではないと、メルカリを通じて4万円で購入した「スズキ ワゴンR MH21S」で「痛い目を見た」というYouTuberクマダ☆トシロー氏が解説する。 「購入してからイタチごっこのように現れるトラブルに、車検を通すまでに20万円も修理費がかかってしまいました……。さらには、車検通過後に足回りの部品の欠損で走行不能になり、レッカー移動するはめになりました」
5万円 激安車

走行不能の直接原因となった足回りの部品(助手席側)。ボールジョイントがもげた結果、恐ろしいことにブレーキローターも不適切な部品流用がされていたと判明

 そんな残念な思いをしないためにも、クマダ氏が個人間の売買では絶対にしたほうがいいと熱弁するのが、「試乗」だ。 「実物を見て、エンジンがかかるか、エアコンから冷たい空気出るかをまずチェック。もうエアコンが壊れているだけで、修理屋さんで15~20万かかっちゃいますからね。ヒーターが効かない車も危険信号です。冬になると命にも係わりますが、ヒーター不良は水回り(ラジエターなど冷却系統)の異常を示唆している場合があります。水回りの不良はエンジントラブルに直結します。すでにエンジンがおしゃかになっている可能性すらあります」

激安車の怪しい出品者の見抜き方

 ちゃんとした取引相手であれば、「ぜひ見に来てください」となるはず。それを拒否する時点で、その出品者は論外だとクマダ氏。
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雪国からの出品車も要注意とクマダ氏。フェンダーの泥除けなど、ボディ下の箇所が白く膨れたり、錆びたりしていたら、ダメージがある可能性大

「プラットフォーム側の手数料をケチろうと、すぐ個人取引に持ち込もうとするような人も怪しい。『儲けよう』としている人とは取引しないことが賢明です。  プラットフォームとしては、ヤフオクのほうがメルカリより歴史が古く、ユーザーの質が高い印象があります。ノークレーム・ノーリターンだからこその激安車ですが、そこを悪用する業者と取り引きしないためにも、怪しい業者ではないかといった、プロフィールの評価確認もマストです」
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1~2月が激安車購入のチャンス
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