更新日:2024年01月24日 14:42
仕事

元バンドマンが40代で“汚部屋清掃バイト”になるまで「彼女に愛想をつかされ、ネットカフェ暮らしに…」

同級生と“生活環境が違いすぎる”

[絶望の中年バイト]職場ルポ 事務所と現場を往復するだけの生活ゆえに「職場の人以外と顔を合わせる機会がなく、孤独」だとぼやく。 「古い友人たちは正社員で妻子がいる。生活環境が違いすぎて、会う気がしません。先日も中学校の同窓会がありましたが、バンドのライブがあると嘘をついて断りました。25年前まで“フリーターの夢追い人”って、むしろ憧れの対象だったんです。だけど、友人のほとんどは30代半ばで夢を諦め地元に帰ってしまいました。そんな彼らを心底バカにしていましたが、バカなのは僕のほうでしたね」

天野さんに訪れた一縷の望みとは

[絶望の中年バイト]職場ルポ だが最近は一縷の望みがあるという。 「職場の先輩に誘われて、とあるセミナーに参加したら、その先輩がセミナーの講師だったんです。それが本当に輝いていて……『お前もあと数回セミナーを受ければ講師になれるよ』って言われて、希望が湧いてきました」  その場で8万円もする情報商材を購入し、来週は25万円もする講習会に参加するという天野さん。果たして一発逆転はあるのだろうか。 取材・文/週刊SPA!編集部
1
2
おすすめ記事