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「なぜ日本人は部屋を片付けられないのか」。一級建築士が指摘する“明確な理由”――大反響トップ10

ステップ1:片付けられなかった自分を「まずは許す」

 ほとんどの人が「片付けられない自分=ダメな自分」と考えがちですが、多くの日本人が片付けられない背景には、理由があることが把握できたはずです。  そこでまず「片付けられなかったのは自分のせいじゃない、学んでこなかったからだ」と許してあげましょう。これでスタートラインに立てるはずですだ。

ステップ2:物の量を把握する

 例えばダイエットをするときも、現在の体重を図りつつ減量に取り組むことが重要ですよね。一方で、「家の中にある物がどれくらいの量か?」を把握してから、片付けに臨む人はあまり多くなさそうです。  お金持ちの人になるほど物が少ない傾向があります。一説によると、お金持ちの持ち物が7,000個くらいなのに対して、一般の人は20,000個と言われるほど。  ここで分かるのは、物の量を半分~1/3程までに減らすことが重要だということ。 「家の物の量を半分に減らす? そんなこと出来っこない!」と衝撃を受ける人もいるかと思います。まずは、「同じものが2つあれば、1つに減らす」というイメージを持つことから始めていきましょう。
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しまう場所を住む人みんなで共有する
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1970年、神戸市生まれ。一級建築士、株式会社G proportion アーキテクツ代表取締役。「地球と人にやさしい建築を世界に」をテーマに、デザイン性、機能性、省エネ性や空間が人に与える心理的影響をまとめた空間心理学を組み込みながら設計活動を行っている。これまで120件の家や幼保園、福祉施設などの設計に携わってきた。クライアントには、上場会社の経営者やベストセラー作家をはじめ「住む人が幸せになる家」のコンセプトに共感する人が集い、全国で家づくりを展開中

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