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「なぜ日本人は部屋を片付けられないのか」。一級建築士が指摘する“明確な理由”――大反響トップ10

ステップ3:しまう場所を住む人みんなで共有する

「これをどこに片付ければいいか分からない」というのも、片付けられない原因の一つ。それによって、収納場所がぐちゃぐちゃになるケースが多いと思います。  そこでおすすめしたいのが、引き出しやラックといった収納場所にテプラなどで作った名札をつけるという方法。  ここの引き出しは一般文具、こちらの引き出しはレター関係……としていけば収納場所が混乱しなくなるはずです。

ステップ4:片付けの基本的な流れを把握する

 片付けには基本的な流れがあります。例えば、引き出しの中を片づける際に、まずやることは、中身を一度全部外に出すこと。  次に、必要なものとそうでないものに分類するのです。物を半分から1/3程度に減らすのであれば、この時点で半分以上不要なものが出てくるイメージです。  最後に必要なものだけを引き出しに戻し、不要なものは感謝して手放す。それ以外のものは保留用の段ボールを用意してそこに移しておきましょう。  段ボールに入れて、1か月間使わなかったものは、そのまま感謝して手放すことにすれば、劇的に物を減らせます。
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「1日10分掃除」する習慣を身につけよう
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1970年、神戸市生まれ。一級建築士、株式会社G proportion アーキテクツ代表取締役。「地球と人にやさしい建築を世界に」をテーマに、デザイン性、機能性、省エネ性や空間が人に与える心理的影響をまとめた空間心理学を組み込みながら設計活動を行っている。これまで120件の家や幼保園、福祉施設などの設計に携わってきた。クライアントには、上場会社の経営者やベストセラー作家をはじめ「住む人が幸せになる家」のコンセプトに共感する人が集い、全国で家づくりを展開中

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