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元セクシー女優ライターが「プロダクションに入った理由」を告白。「1人は無理かも…」と思ったワケ

 元セクシー女優でフリーライターの「たかなし亜妖」がお届けする連載コラム。2016年に「ほかにやることがなかったから」という理由でセクシー女優デビュー。女優生活2年半が経過したところで引退を決意し、現在は同人作品やセクシービデオの脚本など、あらゆる方面で活躍中。

元セクシー女優ライターがプロダクションに入ったワケ

たかなし亜妖さん

元セクシー女優で現在はフリーライターの「たかなし亜妖」

 私はあまり自分語り系の記事というのを書いたことがない。その手の内容の執筆に興味が薄いのと、自分語りをしまくるのは本を出版する時だと決めているからだ。  しかし、謎が多すぎると厚い壁を感じて親近感を抱きづらくなるだろう。加えてちょっとしたことでたかなし亜妖に対しての疑問が浮かび、何の説明もないままユルユルと時間が過ぎ去れば「ちょっとこの人を応援するのはもういいかな」と気が滅入ってしまうのも無理はない。  私としても、説明が不十分のまま誤解され、読者が離れていくことを避けたいと思っている。よって今回は多くの人が疑問に感じているであろう「なぜプロダクションに入ったのか問題」についてお話ししよう。  散々「フリーランスです!」「事務所に入ってません!」と言っていたくせに、なぜ手のひらをクルッと返したのか? 傍から見ていると都合のいい方につきまくる峰不二子のように思われそうなので、その理由を嘘偽りなく、一から説明するとしよう。

プロダクションを毛嫌いしていたわけではないものの…

 ぶっちゃけたことを言うと、今まで芸能プロダクションからの誘いがなかったのではない。片手におさまる程度だが、声を掛けられる機会はこの5年間でいくつかあり、悩む時期もあったものの、見事に全部断った。  せっかくのチャンスなのにもったいない……と周りからは言われたが、生憎わたしは“無名の元セクシー女優”。今となっては売れなかった過去を完全にネタにしているけど、当時はまだネタにし切れておらず、自分がやりたい道が現在ほど明確ではなかったのだ。  目標がはっきりしないままプロダクションに入るとどうなるか?  答えは簡単、結局昔の二の舞になるだけ。いくら事務所の力というものはあれど、ふわふわしっ放しだと、いずれ限界が見えるのは自分にも分かっていた。  それに「まだ自分1人でいい」なんて気持ちも強かったため、誰かに頼りたくないという変なプライドを持っていたのも事実。決してプロダクションへの所属を毛嫌いしていたのではないが、なんとなく気が進まなかった。
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「一人じゃ無理かも」と思ったキッカケ
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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