仕事

入社直前に内定辞退した、22歳女性の言い分「内定式の体育会系のノリが無理でした…」

 新年度を目前に控えた今。4月に入社予定だった学生たちが、内定辞退する例が続出している。入社前なのになぜ“逃亡”するのか。そこには、深刻な人手不足と若者の仕事観の変化があった――。

人格否定・体育会ノリは断固拒否

[入社前逃亡する若者]が急増中!

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 少子高齢化の進行により、売り手市場と化した就職戦線。各企業は初任給の大幅アップを図るなど、新卒人材の確保に必死だ。  だが、そんな企業側の苦労を知ってか知らずか、4月の入社式を目前に内定辞退し、“逃亡”する若者が急増している。  自分の個性を重視して働きたい。そんな理由から内定辞退を決めたのは、地方国立大学の教育学部に在籍する斉藤泉さん(仮名・22歳)。  大学3年の3月から就活を始め、翌月には大手進学塾の内定を複数獲得していた。