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元セクシー女優が「地下アイドル出身の女優が急増した3つの理由」を暴露。売れないアイドルの“厳しい金銭事情”

悩み抜いてデビューを果たす地下ドルたち

たかなし亜妖さん 地下アイドルはチェキをたくさん買って応援してくれる熱量の高いファン、通称TO(トップオタ/強いオタクの略称)がいないと、売り上げを作るのが難しい。チェキバックだけですべてがまかなえる人などそう多くはないので、活動の傍らでコンカフェ勤務や普通のアルバイト、配信業、あるいは内緒でキャバクラなどに勤務して生計を保つ。  とはいえ、物販の売り上げが下がるのを恐れて水商売系の副業を一切禁止する運営も少なくはない。となればチェキも売れず、ライブやレッスンの数が多すぎてバイトも思うように入れられず……いずれは首が回らなくなるだろう。  頑張っているのに、思うように報われないとやる気が削がれるのは当たり前。「人前に出ることはやめたくないけど、地下はもういい」「下積みがつらすぎる」「この生活がいつまで続くのか」と思い始めた時、仕事一本あたりの金額が高いセクシー女優を考え始めるパターンだ。  華々しく活動する女優への憧れを持っていたり、水商売出身だったり、周りにアダルト業界関係者がいると、この選択肢が浮かびやすい。また地下ドルからセクシー界隈への転身が増えていることも、生活に苦しむ彼女たちに影響を与える理由の一つだろう。

「もっと輝く場がほしい」という理由でデビューする人

 地下アイドルとして活動していれば、注目を浴びながらキラキラと輝くステージに立ち続けられる。最初は刺激いっぱいの環境を心から楽しめるのだが、慣れてくるとファンの新規参入の難しさや似たようなライブの繰り返しなどでマンネリ化を招きやすい。  大きなイベントへの出演が難しく、新しいオタクもつかず、衣装も変わらず、曲も増えずでいつも同じセットリストだと活動者もファンも飽きていく。たとえ、そこそこ動員が伸びてもグループ自体が頭打ちになってしまい、これ以上の成長が見込めなくなり路頭に迷うメンバーも多いのだ。 「もっと有名になりたいし、お金がほしい」「アイドルとは別のステージにいきたい」「でも芸能界は無理そう」……といったことであれば、セクシー女優の道はまさにぴったり。お金も稼げて知名度も上がり、肩書きを使って“無双”できる可能性が高いからだ。  打算的といえばそうなのかもしれないけど、頭がキレる女性は分かった上で業界の門を叩く。このケースは自分でプロダクションに応募し、スカウトマンを仲介しないケースが多いらしい。
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「公式じゃないビデオ」を選ぶ困った地下ドルたちも
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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