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「2時間で2万円もらった」業界人が集まる飲み会の正体「1回目は何事もなかったけど…」

就職先の現場でまさかの遭遇…

しっかりした会社に就職しようと必死の思いで現在の広告代理店に就職。その後、意外な形で元事務所の社長に会うことになったそうです。 「所属していた事務所の系列会社と、CM関連で仕事する機会があったんです。その時に、女優さんのマネージャーで会社に来たのが、私に枕営業させようとした社長。どうも、私が距離をおいてすぐ、所属していた事務所は閉鎖したようでその社長は系列会社に戻って働いていたようです。あちらも私に気づいたようで、気まずそうにしていましたね」 元所属事務所の社長と意外な再会を果たした芦田さんは、しっかりと逆襲を行ったそうです。 「次に撮影現場で元社長と会った際に、『あの時は、本当にお世話になりました』と、タレントさんの前でわざと挨拶したんです。タレントさんは興味津々で、どんな付き合いがあったのか聞いてきました。私は、前に事務所に所属している時にやられた所業について、含みを持たせてご説明してやりました。元社長は真っ青な顔して苦笑いしていましたね(笑)。その日の夜に元社長から電話があって、過去の事はいまの事務所に話さないで欲しいとお願いされました。まだ恨みもありますので『私用の連絡はしてこないでください』と、ガチャ切りしてやりました。その後どうなったかは知りませんが、敵が多い人物だったので業界から干されていてもおかしくないと思います」 ===== たまたま取引先として再会した結果、謝罪を引き出せた今回のようなケースはレアな話。いまだに傷を抱え続けている“被害者”は、われわれの想像よりはるかに多いのかもしれません。不適切な行為を強要する場面に第三者として遭遇した際に、一人ひとりが止められる勇気を持つことが、正常な社会への第一歩になるのではないでしょうか。 <TEXT/高橋マナブ>
1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている
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