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「2時間で2万円もらった」業界人が集まる飲み会の正体「1回目は何事もなかったけど…」

有名企業の社員や公務員、はたまた有名人が起こす「性加害にまつわるトラブル」が連日のように報じられています。仮に表沙汰になったら、どんな職種であれ一発で地位も名誉も失うもの。ただ、それでも根絶される気配は感じられず、今日もどこかで被害を受け、苦しむ人が存在しているのです。 さて、現在は広告代理店で働く芦田景子さん(仮名・24歳)は、かつて立場を悪用した輩によって不快なハラスメントを受けた経験を持っています。のちに“倍返し”してやったといいますが、どのようにして復讐したのでしょうか。
女性タレント

画像はイメージです

芸能界に興味はなかったものの、事務所に所属した

芦田さんは大学在籍中に、知人の紹介経由で芸能界で活動していたことがあったそうです。 「大学に入って上京した際に、地元の先輩から芸能界に興味がないかと誘われたんです。紹介してきた先輩が事務所に在籍していると言うので、一度説明を受けに行くことに。その時は、社長も含めスタッフはみな感じがいい人たちばかりで、仕事も面白そうだったので、所属することにしました」 芸能人として成功したいと考えていたわけではありませんが、徐々に仕事をこなしていく中で、学生生活では感じられなかった高揚感を得られたそうです。 「私が所属していた事務所は弱小でしたが、親会社的なポジションの会社には人気女優も在籍していて。彼女たちが主要キャストで出演するドラマや映画にエキストラとして参加できたんです。ギャラは交通費くらいしかでなかったですが、実家からの仕送りもあったし特に不自由はなかったです」

怪しげな“水着仕事”の誘い

バイト感覚で芸能界と関わりを持っていた芦田さん。そんな時、新型コロナウイルスの流行で転機が訪れたとか。 「事務所の経営が厳しくなってきたのか、急に“水着仕事”をしないかと持ちかけてきたんです。『リモートなので襲われるような心配もないし、客は事務所が集めるから簡単に稼げる』と説明され。親会社が作ったシステムを使えば、画像や映像を抜き出せないのでネットに流出することもないし、もし成功すればタレントとしても売り出してもらえるチャンスがあるとのことで。コロナでリモート授業ばかりで鬱屈していた時期だったのもあり、受けてみることにしました」
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「2時間2万円」の飲み会に参加することに
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1979年生まれ。雑誌編集者→IT企業でニュースサイトの立ち上げ→民放テレビ局で番組制作と様々なエンタメ業界を渡り歩く。その後、フリーとなりエンタメ関連の記事執筆、映像編集など行っている

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