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ジョジョ立ちで話題の上智卒コスプレイヤー。うつ病で母を失うも「筋トレと勉強に支えられた」

“知識”は自分をいい場所へ連れて行ってくれる

書籍『尊トレ 1カ月で2.5次元ボディ』より。写真:N!NA

桃戸さんは、トー横など歌舞伎町に通う人々のニュースを聞くと「他人事とは思えず、胸が苦しくなる」と言う。 「私は教育環境や友達に恵まれて、家庭の外に居場所を作ることができました。でも、何か1つ欠けていたら、夢を追う気力も希望も生まれず、居場所を求めて歌舞伎町をさまよっていたかもしれません。 私を支えてくれたのは、勉強による知識です。勉強自体に意味はなくても、学んだ知識が自分をいい場所に連れて行ってくれます。調べるだけでもいいんです。自分を認めてくれる所が、どこかに絶対あります」 桃戸さんは学校の友達に夢を応援され、バイト先の先輩に筋トレを勧められ、夢を目指す精神と芸能界でも輝ける体を手に入れた。努力により自己肯定感が育ち、自信を持って行動する力を得た。 「自立するまでは学校や家庭が世界の全てに見えますが、そんなことはありません。あきらめずにがんばっていれば、絶対に自分を認めてくれる場所にたどり着きます。私より過酷な状況に苦しんでいる人もいると思いますが、知識を求めて行動し続けてほしいです。『社会のどこかに自分の居場所がある』と知ることが、一番の救いになると思うから」 2023年11月には初舞台にもチャレンジし、これからは女優業に力を入れていきたいと語る桃戸さん。美しい肉体美の裏には想像を絶する過去があったが、弛まぬ努力が明るい未来へと引っ張っていく。 <文・秋カヲリ>
元恋愛依存症の心理カウンセラー・文筆家。一児の母。YouTuberメディア「スター研究所」編集長。人間オタクで「なんでなんで」と質問責めして分析するのが趣味。性とジェンダーの話を好む
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