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「もう疲れた。今は居心地のいい場所がどこにもない」補導強化にトー横キッズが語った本音。“若者向け相談窓口”にも厳しい声

トー横ではない地元で居場所を模索する動きも

トー横の深い闇

※写真はイメージです

 トー横から派生した若者の場としてグリ下(大阪)、警固(福岡)は有名だが、同じような現象が埼玉、横浜、千葉、栃木、茨城、和歌山、広島、仙台でも起きていることは興味深い。 「補導強化で別の界隈に流れる人は増えました。やることはトー横と同じ。たむろして酒を飲んだりTikTokを撮ったり。トー横みたいにいつも人がいるわけではなく、毎回SNSで呼びかけてます」

「トー横は怖いけど埼玉なら」

トー横の深い闇

埼玉県上尾市の公園に集まる「上尾界隈」。未成年は補導時間前に帰るルールで、夜通しいることはないそうだ

 こう話すのは、埼玉県上尾市で「上尾界隈」を立ち上げたという20歳の少年Cだ。 「80人のグループチャットがあって、初日は10人集まりました。ここはヤクザも警察の目もなくてのびのび。トラブル防止で『オーバードーズ禁止』というルールは設けました。『トー横は怖いけど埼玉なら』って人もいる。それでもトー横はなくなってほしくない。あそこならいつも人がいるし一番自由な場だから」
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相談窓口を歌舞伎町に開設するも…
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