「新入社員がすぐに辞めてしまう職場」に共通している4つの特徴――大反響トップ10
大事件ばかりがニュースではない。身近で巻起こったニュースを厳選、今回はサラリーマンに関する記事に注目し反響の大きかったトップ10を発表する。第4位の記事はこちら!(集計期間は2023年1月~2023年12月まで。初公開2023年5月13日 記事は取材時の状況)
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多くの企業が新入社員を迎え入れる春。新卒はもちろん、転職してきた人たちで職場の空気は一変する。だが、業務内容や職場環境など、人により理由はさまざまだが、せっかく就職したのにすぐに退職してしまう人もいる。
社会保険労務士法人レクシード代表の鈴木教大(すずきのりひろ)と申します。昨今は「すぐに辞める新入社員」が多いとメディアで取り沙汰されています。
弊社の顧問先企業においても、1年がかりで新入社員向けの募集から選考、研修などを行ってきたにもかかわらず、入社した新入社員が、わずかな期間でその会社に対して見切りをつけ、すぐに辞めてしまうことがあります。いったい、なぜでしょうか?
これらの職場には、いくつかの共通している特徴があります。今回は、特定社会保険労務士として数多くの企業を見てきた中で、その原因と対策などをご紹介していきます。
まず一つ目は、“コミュニケーションの不足”があげられます。
新入社員が自分のアイデアを自由に発言できる環境を求めているのに、上司や同僚からのフィードバックが否定的だったり、チーム内でのコミュニケーションが少なかったりする。その結果、新入社員は孤立してしまい、職場に不満やストレスが生じ、辞める原因になってしまうことがあります。
この対策としては、定期的な面談やフィードバックの機会を設けることで、不安やストレスを解消し職場での居心地をよくしてあげる。
最近の新入社員は職場の上司に、自分の意見を率直に伝えることはなかなか勇気がいるようです。上司や先輩は、部下や後輩の意見を述べやすい風通しの良い職場環境を整え、定期的に意見を聴取する機会を設けるなどの工夫をする必要があるでしょう。
新入社員がすぐに辞めてしまう原因①コミュニケーションの不足
定期的な面談やフィードバックの機会をつくる
社会保険労務士法人レクシード代表。沖縄から青森まで数百社にのぼる顧問企業の支援実績から、労使トラブル対応など、特定社会保険労務士として現実的な解決策提示・予防措置提案を行うエキスパートとして定評がある。企業の労務を“予防”という視点からサポートすることに力を入れており、労働保険・社会保険関係の手続きから給与計算、勤怠管理、行政対応、リスク回避型の就業規則作成支援、入札にからむ経営事項審査サポートまで、幅広く企業の人事サポートを行っている。
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