「入社式が最初で最後の出勤」入社2日で退職願を提出した新入社員。上司の正体がまさかの…――人気記事ベスト
新入社員が今年もやってきました。そこで「すぐ辞めた新入社員」の記事の中から、大反響を呼んだ記事をピックアップ!(初公開2024年4月12日 記事は取材時の状況)
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街には初々しい新入社員があふれている。胸を膨らませている人もいれば、緊張している新入社員もいるだろう。入社してみて、「あれ? 想像と違う」と思うこともあるかもしれない。それは、迎え入れる側の“先輩”も同じで、ドキドキ、ソワソワするものだ。
そんななかで、すぐに辞めてしまう新入社員もいる。今回は、“ある理由”から、すぐに退職に至った人のエピソードを紹介する。
鈴木真紀さん(仮名・20代)は、キャンパスライフの傍ら、地方都市の繁華街にあるガールズバーでアルバイトをしていた。気の合う友だちと出勤を合わせて週2日ほど働いていたという。
ときを経て、大学4年生の春。いよいよ就職活動を開始することになった。
「なんとか授業とバイトを両立し、単位もギリギリ取れそうだったので、友だちと就職説明会に行きました。そのなかで唯一気になる会社があり、パンフレットと名刺をいただいてその日は帰宅しました」
就職のため、ガールズバーでのバイトもあと数か月で終わりを迎えようとしていたころ、鈴木さんを指名した客がいた。
「40代くらいの男性でした。私は、ガールズバーでは基本的に焼酎を飲んでいましたが、その日は指名してくれたということもあり、その男性に飲み物を選んでもらいました。『モヒートを一緒に飲みたい』と言われたので、2人で頼んだんです」
そこで“事件”が起きる。
鈴木さんがモヒートを飲んでいると、その男性が突然、「ライム食べないの? ビタミン摂れるのに」と言い出し、鈴木さんのグラスのなかから素手でライムを取り、食べ始めたのだ。あまりの衝撃に固まってしまったという鈴木さん。
「その男性は食べたライムを私のグラスのなかに戻したんです。そして、『あと少し残ってるから、飲みなよ~』と……。さすがに気持ち悪すぎて、男性のスタッフを呼びました。男性は厳重注意を受け、お店を後にしました」
それから数か月後、鈴木さんは志望していた会社から内定をもらったとのこと。
「待ちに待った新社会人。私は希望に満ち溢れていました。入社式では、所属先が発表されました。新入社員は各ブロックにわかれて配属先の上司が待つテーブルに向かいました」
鈴木さんは社会人としての未来に胸を膨らませていたのだが……。
「『よろしく』と握手した上司の顔を見た瞬間、血の気が引きました。それもそのはずです。その上司というのが、ガールズバーでライムを食べた、あの客だったんですよね」
上司は気づいているのかわからなかったと鈴木さんは話すが、「何度か私を見ているなと感じた瞬間は、本当に気持ち悪かった」と振り返る。
大学時代はガールズバーでアルバイトしていた
気持ち悪い男性客とまさかの再会
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2016年よりライター活動を開始。出版社にて書籍コーディネーターなども経験。趣味は読書、ミュージカル、舞台鑑賞、スポーツ観戦、カフェ。
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