「外回りと見せかけて…」上司とラブホに行った銀行員、支店長に目撃されてしまった顛末
銀行は社内結婚率が高い職場として知られている。筆者が働いていたメガバンクでも、行内結婚が5割を超えていると聞いていた。
これには様々な理由が考えられる。新卒一括採用なので、結婚適齢期かつ独身の男女が会社に溢れていること。業務上のストレスが多いため、職場に癒しを求めがちなこと。長くても3年で異動するため、人の入れ替わりが激しいこと。挙げたらきりがない。
筆者(綾部まと)は新卒でメガバンクに入行し、地方や都内の営業店で法人営業をしてきた。その中ではキレイな純愛だけでなく、ぎょっとするような恋愛や、汚い不倫もたくさん見てきた。今回は、そんなメガバンクの営業店における恋愛事情をご紹介する。
営業店では、課長が5〜8人からなるチームをまとめている。そのチームはお客様取引課と呼ばれ、課が一つしかない小さい店もあれば、第七課まである大きい店もある。課長はだいたい30代、既婚で子育て世帯の男性が多い。
そんな課長が束ねるチームには、22歳の新人や、25〜27歳の二ヵ店目の女性行員もいる。これらの若手行員はまだ経験が浅いため、一人で案件を決めることができない時もある。そのため、取引先に課長についてきてもらうことも多い。これには能力以外の問題もある。
ダイバーシティが進んでいる世の中だが、銀行の営業店が取引する中小企業では未だ男女差別が根強く、若い女性に対して偏見を持つ経営者も少なくない。そのため課長が一緒に行けば、案件がスムーズに進むということも多々あるのだ。
都内の店は取引先が近いため、徒歩で行くことが多い。しかし地方の店では片道車で1時間半という先もザラにある。帯同の際は、往復3時間も二人きりでドライブすることになる。もちろん恋愛に発展しない場合もあるが、中には特別な感情が芽生えてしまうことも……。
20代女性にとって、仕事でも家庭でも先を行っている30代男性は魅力的に映る。同年代の男子と違って、あまりがっついてこないのも高ポイントなのである。
①外回りと見せかけて上司とラブホ
根強い差別を受ける女性行員、魅力的な30代男性に惹かれ…
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother
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