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元セクシー女優が「スカウトマンの収入事情」を暴露。スカウトした女優が売れた場合の収入は

スカウトマンを経由するメリット

たかなし亜妖さん 一見彼らは楽をしているだけの金取り虫のように思えるが、スカウトマンを昼の世界で現すなら転職エージェントや派遣会社。つまり仲介(紹介)人なので、利用者にはそれなりのメリットを与えねば商売として成り立たない(たまに女の子を囲ってハマらせ、何もかも言うことを聞かせる人もいるけど)。  スカウトマンを経由によるプラスポイントは個人によって若干の変化はあるものの、女優に関しては以下のようなことが挙げられる。 ・強い営業をメーカーにかけてもらえる ・ケアが手厚くなる ・お手当が若干高くなる  これらを見ると「スカウトマン経由だとメリットまみれ」っぽく感じるが、あくまで担当女性のレベルが高く、スカウトと事務所の関係が出来上がっている場合のみ旨味を得られる。  どんなに紹介者と内部の人間が仲良くとも、表に出る女性のクオリティが低ければオファーは来ない。ケアを手厚くしても、仕事がなければ女優はすぐに去っていくだろう。  それに事務所との関係を作らず、ただ担当をブン投げるだけの輩も多い。「とりあえず紹介してハネたらラッキー」くらいにしか思ってないスカウトマンに捕まれば、女性がまったくオイシくない状況へ陥る恐れさえあるのだ。

スカウトマン嫌いの女優も少なくはない

 もちろん、セクシー女優の全員がスカウトマン経由で業界に辿り着くわけではない。昔は自ら志願する人たちが少なかったため、彼らから説得を受けてデビューするのが一般的だったが……。今現在は自力でプロダクションを探して応募する人たちが増えた。  自分で調べて候補を決め、先方への問い合わせが難なくできるのであれば、誰かを仲介しなくていい。これは女優に限らず水商売でも同じことが言えるため、「別にスカウト必要なくね?」という意見が多くなっているとか。  また、スカウトされた女性側から「スカウトマンに仲介料を取られるのが気分的にイヤ」「人の労働を頼りにのんびりメシ食ってんじゃねーよ」なんて辛辣な意見もある。まぁまぁ紹介してもらってその言い草は……と彼らの肩を少し持ちたくなるものの、スカウトマンに支払うお金が多いと、その負担が女性に降りかかってくる可能性が考えられる(つまり給料が低くなるかもしれない)。一部の人たちが紹介制度を毛嫌いするのも、無理はないといえよう。
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「話が違う!」と揉めるケースも…
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元セクシー女優のフリーライター。2016年に女優デビュー後、2018年半ばに引退。ソーシャルゲームのシナリオライターを経て、フリーランスへと独立。WEBコラムから作品レビュー、同人作品やセクシービデオの脚本などあらゆる方面で活躍中。
Twitter:@takanashiaaya

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